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抜け毛防止『ビタミンA』

効果的なセルフケア

髪の毛に必要な栄養素

髪の毛が作られる毛母細胞では、一定の毛周期サイクルで「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返しています。髪の毛の成長に必要な栄養素が足りていないと、このサイクルが乱れ、薄毛やAGAの原因となります。
発毛に大きくかかわる栄養素は、「アミノ酸」「亜鉛」「ビタミンA」「ビタミンB6」です。
髪の毛の主な成分が18種類のアミノ酸が結合した「ケラチン」というタンパク質、その結合を助けるのが亜鉛、体内に吸収されにくい亜鉛を助ける作用をするのがビタミンです。

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ビタミンについて

体に必要な40種類の栄養素うち、5大栄養素のひとつで、主に生理作用の調整の役割をします。
人に不可欠なビタミンは13種類あり、物理的特徴から水溶性と脂溶性に分けられます。
体の機能を調節したり、維持するために欠かせない微量栄養素です。多くのビタミンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝を円滑に行わせる潤滑油のような働きをしています。

ビタミンA

■ビタミンAとは
ビタミンAはレチノイドといい、レチノール、レチナール、レチノイン酸の活性型に分類された脂溶性ビタミンです。

▼脂溶性ビタミン
水に溶けにくく、アルコールや油脂に溶ける性質を持つビタミン
肝臓に蓄積されるため、摂りすぎると頭痛や吐き気などの症状を起こすことがあります。

食品中には、既成ビタミンA(レチノールやレチニルエステル)とプロビタミンA(カロテノイド)の形で含まれています。

既成ビタミンAは肉(特にレバー)、乳製品、魚などの動物性食物に含まれ、プロビタミンAは緑黄色野菜など色の濃い植物性食物に多く含まれています。

既成ビタミン(レチノール)の体内吸収率は約70~90%。
一方、プロビタミンAは小腸上皮細胞でビタミンAに変換されますが、βカロテンがもっとも効率よくビタミンAに変換されます。
そのβカロテン(食品由来)でも、既成ビタミンの約1/6、ビタミンA(レチナール)への変換率は約1/2なので、ビタミンAとしての生体利用率は約1/12です。

■ビタミンAの働き
食事から摂取したビタミンAは、脂質とともに小腸粘膜上皮細胞に吸収されたのち、一定量は肝臓に貯蔵され、他は血液によって運ばれ、各組織のタンパク質と結合し、それらの組織を健全に保護する働きをしています。

ビタミンAの主要な成分であるレチノールやレチナールは、網膜細胞の保護作用や視細胞における光刺激反応に重要な物質で、視覚に良く効き、夜盲症や視力低下、眼球乾燥症を防ぎます。

レチノイン酸は、ビタミンA誘導体で、生理活性はビタミンAの50~100倍です。

ビタミンAの視覚以外の生理的役割を担います。転写因子である核内受容体に結合して、細胞分化により、上皮組織を保護して新陳代謝を高め、成長、皮膚や粘膜の正常保持、免疫などに関わっています。

レチノール、カロテノイドは、発がん及び免疫機能の低下などを引き起こす活性酸素の働きを抑える作用をもつ抗酸化ビタミンと言われています。

■1日の摂取量(18歳~)
ビタミン A は肝臓に大量に貯えられており、ビタミン A の摂取が不足していても、肝臓のビタミン A 貯蔵量が 20 µg/g 以下に低下するまで血液中濃度低下は見られないので、維持するのに必要な、ビタミン A の最低必要摂取量が推定平均必要量です。

ビタミンA量:レチノール活性当量(µgRAE)

【推定平均必要量】
男性: 600〜650 µgRAE/日 
女性: 450〜500 µgRAE/日
【耐容上限量】
2,700 µgRAE/日

Point 9.3 µgRAE/kg 体重/日摂取することで、肝臓内ビタミン A 貯蔵量の最低値を維持が可能。

※出典:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」厚生労働省

■多く含まれる食品
既成ビタミンA含有量が最も多い食物はレバーと魚油です。他は牛乳と卵で、これらはプロビタミンAも含有されています。
プロビタミンA含有量が最も多い食物は、青菜野菜、オレンジ色や黄色の野菜、トマト製品、果物、植物油です。

■不足と欠乏症
一般的に、肝臓に大量に貯蔵されているため、長期にわたってビタミンAを含まない食事に偏らないかぎり、不足する危険性は低いです。

不足した場合は主に視覚障害の恐れがあります。ビタミンAが不足すると目の角膜や粘膜がダメージを受け、症状が悪化すると視力が落ち、暗順応障害が生じ、やがて夜盲症になることもあります。

乳幼児では骨及び神経系の発達抑制も見られ、成長障害、角膜乾燥症から失明に至ることも。

また、上皮細胞の分化・増殖の障害、皮膚の乾燥・肥厚・角質化、髪の乾燥・脱毛、免疫力の低下や粘膜上皮の乾燥などから感染症にかかりやすくなります。

過剰摂取
ビタミンAは脂溶性のため、とりすぎると体内に蓄積され、さまざまな健康障害を引き起こすおそれがあります。
成人が過剰摂取した場合、主に頭痛が起こります。その他は下記のような症状があります。

【短期的】
吐き気、悪心、めまい、目のかすみなど
【長期的】
中枢神経系への影響、肝臓の異常、皮膚の落屑、脱毛、筋肉痛など
【妊婦】
出生異常

▼プロビタミンA(βカロテンなど)の過剰摂取
体内でビタミンAが不足すると必要量だけがビタミンAに変換され、変換されないプロビタミン Aやビタミン A にはならないカロテノイドの一部は脂肪組織に蓄えられるか、または排泄されます。
ビタミンAへの変換は厳密に調節されているので、ビタミン A 過剰症は生じません。

ビタミンAと髪の毛の関係性

ビタミンAは細胞の増殖や分化に関与しているため、頭皮のターンオーバーを正常にし、過剰皮脂を抑えます。逆に乾燥も防ぐため、健康的な頭皮環境に導きます。
また、血行促進作用があり、抜け毛を防止し、髪の毛のツヤを保ちます。
プロビタミンAは太陽から髪の毛や肌を守る役割も果たします。

▼亜鉛とタンパク質との関係
体内でビタミンAは血液で組織に運ばれ、タンパク質と結合し、それらの組織を健全に保護する働きをしています。その運搬をするためには、亜鉛とタンパク質が必要です。
また、亜鉛は抗酸化作用のあるビタミンAの働きを促進し、過酸化脂質を防ぎます。さらに、粘膜を保護するビタミンAを保つ作用もあります。