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皮脂分泌抑制&頭髪の材料『ビタミンB6』

効果的なセルフケア

髪の毛に必要な栄養素

発毛には頭皮環境を整えることはもちろんのこと、髪の毛を伸ばすために常に細胞分裂を正常に促したり、血行を良くし、健康な髪にするには、その作用を促すために必要な栄養素を摂取することが大切です。
栄養素は互いに作用しあっているので、バランス良い食事が重要ですが、髪の毛に欠かせない栄養素は「アミノ酸」「亜鉛」「ビタミンA」「ビタミンB6」です。

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ビタミンB群

ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を指します。
動植物性食品に多く含まれ、互いに補い合いながら効果を発揮します。

ビタミンB群はあらゆる酵素の補酵素として働いています。
代謝ビタミンともよばれ、私たちが生きるためのエネルギーをつくるのに欠かせない栄養素です。エネルギー源や体の構成成分となる、糖質、脂質、タンパク質のみを摂取しても、ビタミンB群が不足していると体内の代謝はスムーズに行われません。

このような働きのあるビタミンB群の中でも特に、ビタミンB6はタンパク質を構成するアミノ酸の代謝に関わっているため、タンパク質の摂取量に比例してビタミンB6の必要量が増加します。

ビタミンB6

■ビタミンB6とは
ピリドキシン 、ピリドキサール、ピリドキサミン があり、水溶性ビタミンの一種です。
ビタミンB6は腸内細菌によって一部私たちの体内でもつくられます。

▼水溶性ビタミン
水に溶けやすく、油脂には溶けにくい性質を持ち、過剰に摂取しても体内に蓄積されずに排出されてしまうので、食事毎に食品から一定量をとる必要があります。

ビタミンB6は生鮮食品中では、通常、リン酸や酵素たんぱく質と結合した状態で存在していますが、調理や消化の過程で分解され、最終的にはピリドキサール、ピリドキサミン、ピリドキシンとなって小腸で吸収されます。

吸収されたビタミンB6は肝臓に運ばれ、肝臓の細胞中でピリドキサールキナーゼにより、リン酸化されます。

そして、ピリドキサールリン酸という補酵素となり、特に脳、肝臓、筋肉に多く蓄えられます。

■ビタミンB6の働き
ビタミンB6は代謝に関わる100種類以上の酵素反応のために補酵素(酵素の働きを助ける成分)としてアミノ酸の再合成を助けています。

ほかにも免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進、赤血球のヘモグロビンの合成、抗アレルギー作用、脂質の代謝にも関与します。
肝臓に運ばれたビタミンB6は肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ、肝脂肪の予防にも効果を発揮します。

また、神経伝達物質の合成などの生理作用もあり、気持ちを和らげたり、胎児や乳児の脳の発達には重要な栄養素です。

消化過程は食品ごとに異なり、一緒に食べる他の食品によっても影響を受けます。日本で食されている平均的な食事の場合には相対生体利用率は 73% と報告されています。

リン酸化されたビタミンB6
体内では主に、リン酸化されたビタミンB6(PLP:ピリドキサール-5’-リン酸 、PMP:ピリドキサミン-5’-リン酸 ) が、アミノ酸代謝におけるアミノ基転移反応や、神経伝達物質 (セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ヒスタミンなど) の合成に必須な脱炭酸反応、その他ラセミ化※、および脱水素反応の際に補酵素として働きます 。
また、PLPには、ホルモンの作用を調節する働きがあります 。

※ラセミ化:温度などの物理的条件の変動、触媒作用、酵素作用などによって光学異性体が変性してその光学活性を失うこと。

■1日の摂取量 (㎎)18歳~
ビタミン B6 の必要量は、特にタンパク質の分解を助けるため、摂取量が多い人ほど、ビタミンB6の必要量も多くなります。

※妊婦:妊娠後期

■多く含まれる食品
野菜類、穀類、魚介類、種実類などに多く含まれています。
主に脂の少ない赤身肉や牛レバー、カツオ、マグロ、バナナ、アボカドです。
食事以外では腸内細菌によって合成され、供給されています。
ビタミンB6は冷凍食品、加工食品では減少するため、できる限り新鮮な状態で摂取するのがおすすめです。
また、ビタミンB6が働くときにはビタミンB2が必要なため、合わせて摂るようにすると効果的です。

■不足と欠乏症
ビタミン B6 が不足すると、貧血、脂漏性皮膚炎、舌炎、口角症、免疫機能の低下、リンパ球減少症になります。
また、神経伝達物質の合成に関与するので、成人はうつ状態、錯乱、脳波異常、痙攣発作、手足のしびれ、乳児は易刺激性、聴覚過敏、けいれん発作を引き起こします。

食生活以外に注意が必要なのは、抗生物質を長い期間飲んでいる方です。
ビタミンB群は腸内細菌によって合成されますが、抗生物質を長期間服用すると、腸内細菌のバランスが乱れ、ビタミンB6の合成量が少なくなります。

■過剰摂取
ビタミンB6は水溶性ビタミンなので、食品から過剰摂取しても尿や汗と共に体外へ排出されるため副作用などはありません。
また、通常の食品で可食部 100 g 当たりのビタミン B6 含量が 1 mg を超える食品は存在しないため、通常の食品を摂取している人で、過剰摂取による健康障害が発現したという報告はありません。
サプリメントや内服薬でビタミンB6作用をする数種の物質のうちピリドキシンのみを長期に大量摂取した場合は感覚性ニューロパシーを発症します。

ビタミンB6と髪の毛の関係性

髪の毛の主成分(約90%以上)は「ケラチン」というタンパク質からできています。タンパク質は食品から摂取後、酵素によりアミノ酸へと分解され、髪の毛の材料であるタンパク質に再合成されます。そのタンパク質からアミノ酸への分解アミノ酸の再合成を補酵素として助けているのがビタミンB6です。
不足すると髪の毛が細くなり、抜け毛の原因になる恐れもあります。


また頭皮の皮脂分泌量を良いバランスに調整して頭皮環境を整えてくれる効果も期待できます。不足すると皮脂分泌が過剰になり、脂漏性脱毛症にかかりやすく、欠乏すると皮膚炎をおこす場合があります。

さらに、ビタミンB6は亜鉛の吸収率を高める効果もあります。

▼ビタミンB群
抜け毛の原因となる皮脂の過剰分泌を抑えたり、髪の毛を作り出すのに必要な材料となる栄養素